三題噺/140字小説
「どうせなにをやってもダメなんだ」
心折れた、とばかりに少年は呟いた。冬の夜は冷えるが、彼は御構い無しといった様子で道路を一人歩いていく。小さなサーカス団の見習いパフォーマーである彼は、厳しいマスターの教育に嫌気がさしていた。それが愛情とは、まだ気づけない。
お題
サーカス団、道路、心折れた
「どうせなにをやってもダメなんだ」
— Avril(アヴリル) (@avril_le_quatre) December 19, 2017
心折れた、とばかりに少年は呟いた。冬の夜は冷えるが、彼は御構い無しといった様子で道路を一人歩いていく。小さなサーカス団の見習いパフォーマーである彼は、厳しいマスターの教育に嫌気がさしていた。…それが愛情とは、まだ気づけない。#140字小説 #三題噺